いわゆる日本の平均年収の400万円の方では、住宅ローンをいくらまで借りられるのでしょうか。
住宅ローンを組む上で大切なのは、家計を圧迫せず、無理なく返済できる額にすることです。
この記事では、年収400万円の場合の住宅ローンの返済可能額や、無理なく返済するためにできることを解説します。
□年収400万円ではいくらまで借りられる?
「住宅ローンをいくらまで借りられるのか」という疑問の答えは、年収倍率という指標を参考にすることで分かります。
年収倍率は、購入を検討している住宅が年収の何倍かを表しています。
この年収倍率で算出される値が、金融機関で借りられる金額の上限です。
定められた年収倍率は金融機関によって変わりますが、最大年収倍率である8倍まで借り入れ可能な所もあります。
その場合、年収400万円であれば最大3,200万円まで借りられることになりますが、このように融資額の上限ぎりぎりまで借りることはおすすめできません。
なぜなら、家計負担が大きいと考えられるからです。
例えば、変動金利0.3パーセントを35年間で3,200万円の住宅ローンを組んだ場合、月々約8万円返済していく計算になります。
年収400万円では月々約26万円の手取り額なので、生活費は約18万円しか残りません。
変動金利で金利が上昇したら、より負担が増える可能性もあります。
それでは、無理なく返済できる額はどれくらいなのでしょうか。
先程ご紹介した年収倍率で考えるとおよそ6倍、手取り月収で考えると、その他の負債があればそれも含めて20パーセントから25パーセント以内が良いでしょう。
これらを踏まえると、無理なく返済できるのは月約6万円の返済で合計約2,400万円です。
ただし、住宅の購入には様々な費用がかかるので、それらの負担も考慮しましょう。
このように、住宅ローンの返済額を決める際は家計を圧迫しない金額を考えることが大切です。
□無理なく住宅ローンを返済するためにできること2選!
1つ目が、保険の見直しです。
住宅ローンを組むと、団体信用生命保険に入る必要があります。
そのため、保険を見直して一部解約したり、プランを見直して保険料を減らしたりして節約しましょう。
2つ目は、自動車の費用を見直すことです。
自動車は持っているがあまり乗っていないというご家庭は多いのではないでしょうか。
その場合は思い切って処分することをおすすめします。
維持費や税金のかかりにくい車に乗り換えるのも良いでしょう。
□まとめ
今回は、年収400万円で借りられる住宅ローンの目安や無理なく返済するための固定費用の見直しについて解説しました。
ご家庭の状況に合った返済額を決め、マイホームの購入後もゆとりある暮らしができるようにしていきましょう。
なにかお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。