人間にとって、家はただ寝泊まりをするためだけの場所ではありません。
日々の疲れを癒す、心の拠り所でもあるのです。
そんな家が住み心地の悪い場所では、疲れやストレスが解消されず、健康にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
そこで今回は、住み心地の良い家を実現するために必要な条件や工夫をご紹介します。
□住み心地の良い家の重要な条件とは?
住み心地の良い家に必要不可欠な条件としては、大きく2つが挙げられます。
1つ目は、一年中快適に過ごせることです。
日本は夏と冬の気温差が大きいため、対策なしで快適に過ごすことは不可能でしょう。
一年中快適に過ごせる住宅を実現する上で欠かせないポイントは、「高気密」「高断熱」です。
高気密は、窓枠や床、天井や壁などと外部との隙間が少なく、気密性に優れていることを指します。
高断熱は、断熱性の高い窓を使用したり外壁と内壁の間に断熱材を用いたりして、家そのものの断熱性が高められた状態を指します。
高気密・高断熱の住宅には、外気温の影響を受けにくいといった強みがあります。
そのため、暑い夏でも寒い冬でも、冷暖房の効果を最大限に引き出し、必要最小限の電力消費で快適に生活できます。
2つ目は、家族全員が健康的に過ごせることです。
健康的に過ごすためには、日々のこまめな換気が欠かせません。
換気は、先程述べた気密性や断熱性に比べると軽視されがちですが、健康面では最も重要と言えます。
新しい家具や日用雑貨、人の呼吸やペットのニオイなどによって、室内は知らず知らずのうちに汚染されています。
換気が適切に行われていないと、それらによって汚染された空気が室内に溜まり、快適さが失われるのはもちろん、健康被害まで引き起こしてしまう可能性があります。
高い気密性・断熱性を確保しながらも、しっかりと換気できる家づくりを目指しましょう。
□住み心地の良い家にするためにできる工夫は?
先述した要素以外に、住み心地の良い家を実現するためにできる細かな工夫としては、以下が挙げられます。
・使いたいものをすぐに取り出せる収納
・趣味や仕事に没頭できるスペース
・居心地の良いLDK
・家事をしやすい間取り
他にもさまざまな工夫が挙げられますが、まずはこれらのポイントを意識して家づくりを進めると良いでしょう。
□まとめ
今回は、住み心地の良い家の条件や、実現するための工夫について解説しました。
住み心地の良さは、良い気分で過ごすために必要なのはもちろん、健康面から見ても非常に重要です。
新築をお考えの方は、ぜひ住み心地にこだわった家づくりをしてみてください。