「おしゃれな雑貨で部屋を飾りたいが、スペースがもったいない」
「真っ白な壁ではつまらないので、なにか飾りたい」
こういった場合は、ニッチを取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は、ニッチの特徴や失敗例を紹介します。
新築をお考えの方は、ぜひご参考ください。
□ニッチとは?
住宅におけるニッチとは、壁の一部に設けられるくぼんだスペースを指します。
建物の構造や強度に影響しない場所に、奥行き10cm前後で作られるケースが多いです。
ニッチのくぼんだスペースは収納や飾り棚として使われ、空間におしゃれなアクセントを加えます。
奥行きが狭い場合は主に、雑貨を飾るスペースや、インターホンやスイッチ、リモコンなどをまとめるスペースとして活用されます。
奥行きを広くとりたい場合は、通常よりも壁を厚くすることで奥行きのあるニッチを設けられます。
ニッチの奥行きを広くとることで、雑貨を飾っておしゃれさを演出することはもちろん、実用的な収納スペースとしても活用できます。
ニッチは壁をくぼませて作られるため、出っ張りがありません。
そのため、飾り棚を設置するスペースがない場所でも問題なく設置できます。
このような利点から、玄関周りやトイレ、洗面所や廊下に取り付けられることも多いです。
玄関に設置する場合は、外出時に必要になる鍵や手袋の置き場として活用できます。
トイレであれば、芳香剤を置いておくのにピッタリです。
□新築時のニッチの失敗例をご紹介!
ニッチには多くのメリットがありますが、一方で設置後に「失敗した」と感じてしまう方もいらっしゃいます。
では、一体どのような失敗例があるのでしょうか。
*意外とものを置けなかった
通常の厚みの壁に取り付けるニッチは、奥行きが10cm程度しか確保できません。
そのため、置けるアイテムは小さいものに限られます。
置こうと思っていたアイテムも、いざ置いてみるとはみ出してしまったといったケースもあります。
実際に何を置くかはある程度想定しておくと良いでしょう。
*飾るものに困った
飾る雑貨がなく、ニッチがスカスカになってしまったという失敗です。
いざニッチを設けても、そこにものがなければ寂しい印象になってしまいます。
雑貨を飾ることに慣れていない場合は特に、具体的なイメージを膨らませた上で検討しましょう。
*掃除が面倒
くぼみにはどうしてもホコリが溜まってしまいます。
雑貨などのアイテムを置くと、そこにもホコリが付いてしまいます。
飾りとしてきれいに見せるためには、こまめな掃除も必要です。
□まとめ
今回は、ニッチの特徴や失敗例を紹介しました。
ニッチを効果的に取り入れることで、空間のアクセントとなり、室内をよりおしゃれに演出できます。
ありがちな失敗例はあらかじめ把握しておき、理想的なニッチを実現してください。