



■ 「和風」と聞いて、何を思い浮かべますか?
和風住宅と聞くと、
- 暗い部屋
- 濃い茶色の木
- 畳の和室
- 欄間や床の間
- 重厚な瓦屋根
- 昔ながらの旅館
そんなイメージを持つ方もいると思います。
確かに、それも日本建築の一つです。
でも私たちが考える「和」は、それだけではありません。
■ 古く感じる原因は、「和」ではなく“その時代の表現”かも
昔の住宅には、その時代に合った暮らし方がありました。
部屋を建具で細かく仕切り、
畳の上に座って生活する。
床の間や仏間があり、
客間をきちんと設ける。
それには、ちゃんと理由がありました。
しかし、暮らし方は変わっています。
現代の住宅に昔の形だけをそのまま持ち込めば、
「なんとなく古い」
と感じるのは、むしろ自然なことだと思います。
■ 日本建築の良さ まで捨てる必要があるのでしょうか?
私たちは、そうは考えていません。
昔の日本建築には、
今の住宅にも残したいものがたくさんあります。
例えば、
- 軒がつくる陰影
- 障子を通した柔らかな光
- 木や土などの自然素材
- 庭とのつながり
- 視線の抜け
- 余白
- 静けさ
こうしたものは、
流行とは少し違います。
人が「心地いい」と感じる感覚に近いものだからです。
■ 数寄屋は、実はとてもシンプル


数寄屋建築の原点にある茶室は、
決して豪華な空間ではありません。
必要以上に飾らない。
素材そのものを見せる。
小さな空間の中で、
光や陰影、素材の表情を楽しむ。
いわば、
「足す」のではなく、「引く」建築です。
現代でいうミニマルなデザインとも、
実は相性が良い考え方です。
■ 「和風にする」のではなく、「和の考え方を使う」
ここが、私たちが大切にしているところです。
現代の住宅に、
昔ながらの和室や床の間を
必ずつくる必要はありません。
例えばリビングでも、
窓の位置を少し低くして、
庭へ視線を導く。
深い軒で、
室内に柔らかな陰影をつくる。
木をたくさん使うのではなく、
見せる場所を絞る。
照明を増やすのではなく、
少し暗い場所を残す。
それだけでも、
空間の印象は大きく変わります。
■ 「和モダン」と「数寄屋モダン」は少し違います
私たちが目指しているのは、
単純に、
「和風+現代風」
を組み合わせることではありません。
昔の数寄屋建築にあった、
光、陰影、素材、余白、静けさ。
その考え方を、
現代の暮らしに合わせて組み直していく。
それが、
気仙沼工務店の考える「数寄屋モダン」です。
■ 昔の家を、そのままつくりたいわけではありません
断熱性能も必要です。
家事動線も大切です。
キッチンも、お風呂も、
今の生活に合ったものがいい。
私たちもそう考えています。
だから、
昔の日本住宅に戻るのではなく、
昔からある日本建築の良さを、現代の暮らしへ翻訳する。
それが大切なのだと思います。
■ 10年後、20年後にも「好き」と思える家へ
流行のデザインは、
これからも変わっていきます。
でも、
木の質感。
柔らかな光。
庭を眺める時間。
静かな場所。
そうした心地よさは、
それほど簡単には古くなりません。
私たちがつくりたいのは、
「和風の家」そのものではなく、
住む人が長く好きでいられる家。
“好き”を、技術と設計で暮らしに変える。
その方法の一つとして、
私たちは数寄屋という日本建築の知恵を大切にしています。
気仙沼工務店の家づくり相談
「和の雰囲気は好きだけど、昔っぽい家にはしたくない」
「木は好きだけど、木だらけの家にはしたくない」
「ホテルライクも好きだけど、もう少し落ち着きがほしい」
そんな曖昧なところからでも大丈夫です。
好みを一緒に整理しながら、
その人らしい住まいを考えていきます。










