平屋は2階建てとは異なる部分がたくさんあります。
平屋に特有の懸念点としては、防犯の問題が挙げられます。
今回は、平屋の防犯対策について、その重要性やポイントをご紹介します。
少しでも家づくりの参考にしていただければ幸いです。
□平屋で防犯対策が重要な理由とは?
平屋は一般的に、2階建てよりも泥棒に狙われやすいと言われています。
その理由としては、3つのことが考えられます。
まず1つ目は、窓が多いことです。
平屋は採光や通風のために、多くの窓が設けられる傾向にあります。
窓は泥棒にとっては侵入口となるため、窓が多いということは、侵入経路が多いということにもなるのです。
特に、掃き出し窓という床の高さと同じ大きな窓は、泥棒にとっては最も侵入しやすい窓です。
掃き出し窓などの侵入しやすい窓は、特に警戒しましょう。
2つ目は、生活状況を把握しやすいことです。
平屋は、すべての生活空間が1階にあります。
そのため、寝室やキッチン、お風呂など、家族がどこにいるのか、何をしているのかが、外からでも分かってしまう可能性があります。
生活状況を把握されると、侵入しやすいタイミングを狙われてしまうことがあるかもしれません。
3つ目は、目隠し用の塀によって死角が生まれることです。
平屋ではプライバシーの保護のための目隠しが欠かせません。
大きな塀で家を囲って視線を遮断している家もよく見かけます。
そういった家は、泥棒が外の人通りを気にせずに侵入できる環境でもあるため、防犯対策が必須です。
□平屋の防犯対策は窓が重要です!
前述したように、泥棒の主な侵入経路は窓です。
そのため、窓の防犯対策は平屋では特に重要です。
*防犯ガラスを選ぶ
防犯ガラスは、ガラスとガラスの間に特殊な膜が挟まれており、破るのに時間がかかります。
侵入に時間がかかると犯行をあきらめるケースもあるため、おすすめです。
*防犯フィルムを貼る
防犯フィルムも、窓を破られることへの対策として有効です。
防犯ガラスよりも手軽に対策できます。
*補助錠をつける
窓に追加で補助錠を取り付けることでも、侵入のハードルを上げられます。
鍵が二箇所あると、鍵を開けるために窓に二箇所の穴を開けなくてはいけません。
泥棒が侵入に手間取ることになるため、効果を発揮します。
□まとめ
今回は、平屋で防犯対策が重要な理由と、窓の防犯対策について解説しました。
平屋の防犯対策では、窓を重点的に対策することがおすすめです。
破られにくい窓を選ぶなどして、防犯性能を高めましょう。